八っつぁん(落語)
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「困ったな」
八っつぁんが嘆くと、与太郎は気にかけた。
「何が困ったの?」
「実は、困っていた事柄を忘れてしまったんだ」
「それはそれは困ったね」
「だろ。困っているんだ」
「思い出すまで、瞑想していたら?」
与太郎が賢い事を言うと、八っつぁんは、
「そいつは、いい考えだ。やってみよう」
そして八っつぁんは、逆立ちしてみせた。
「八っつぁん。それが瞑想の仕方かい?」
「いや、これでなかったかな?どうやって瞑想するか忘れた」
「八っつぁんは、忘れっぽいね」
「あっ思い出した!」
「何なの?困っている事って」
「しゃっくりを止めたかったんだ」
「それを忘れたって事は、止まったんだね」
「ああ、止まった!バンザイ!」
「バンザイ!」
2人はいつもこの調子である。
おあとがよろしいようで。
八っつぁんが嘆くと、与太郎は気にかけた。
「何が困ったの?」
「実は、困っていた事柄を忘れてしまったんだ」
「それはそれは困ったね」
「だろ。困っているんだ」
「思い出すまで、瞑想していたら?」
与太郎が賢い事を言うと、八っつぁんは、
「そいつは、いい考えだ。やってみよう」
そして八っつぁんは、逆立ちしてみせた。
「八っつぁん。それが瞑想の仕方かい?」
「いや、これでなかったかな?どうやって瞑想するか忘れた」
「八っつぁんは、忘れっぽいね」
「あっ思い出した!」
「何なの?困っている事って」
「しゃっくりを止めたかったんだ」
「それを忘れたって事は、止まったんだね」
「ああ、止まった!バンザイ!」
「バンザイ!」
2人はいつもこの調子である。
おあとがよろしいようで。
その他
公開:24/10/31 20:31
更新:24/10/31 20:54
更新:24/10/31 20:54
こんにちは。お読みいただきありがとうございます。まず私がつねづね心がけているのは、大勢の人がわかるようにする事です。それなりの読みやすさを求めています。
そして継続は力なりです。
よろしくお願いいたします
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