星空のスープ
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悲しいことがあった。唯一の親友だった犬のスカイが天に昇ったのだ。私はスカイを抱えてひたすら泣いた。体中の水が無くなるまで泣いた後、パパが声を掛けてきた。「外に出ないか?」パパは私にコートを渡して車に乗せ、あっという間に車を出した。
着いた先は森林だった。だが更に進むようで、二人でぐんぐん歩いて行った。
「到着だ」そう言うパパの横から体を出すと、私は目を疑った。そこは小さな湖だった。水面が鏡のように星空を映し出している。まるでおとぎ話に出てくる湖のような美しさに、私は息を吞んだ。その間にパパはリュックからコップを取り出し、星々が浮かぶ湖の水を汲んで私に渡した。
「飲んでみろ」私は一気に水を煽った。酷く、暖かい味がした。「これは星空のスープって言うんだ。俺たちを、星になった家族に会わせてくれる」その証拠に、とパパが私の隣を指さすと、淡い光に包まれたスカイがぴったりと私の隣に寄り添っていた。
着いた先は森林だった。だが更に進むようで、二人でぐんぐん歩いて行った。
「到着だ」そう言うパパの横から体を出すと、私は目を疑った。そこは小さな湖だった。水面が鏡のように星空を映し出している。まるでおとぎ話に出てくる湖のような美しさに、私は息を吞んだ。その間にパパはリュックからコップを取り出し、星々が浮かぶ湖の水を汲んで私に渡した。
「飲んでみろ」私は一気に水を煽った。酷く、暖かい味がした。「これは星空のスープって言うんだ。俺たちを、星になった家族に会わせてくれる」その証拠に、とパパが私の隣を指さすと、淡い光に包まれたスカイがぴったりと私の隣に寄り添っていた。
ファンタジー
公開:24/05/02 00:38
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親子
飼い犬
天に昇って星になる
文を書くことにハマり、最近活動を始めたひよっこ高校生です。お手柔らかにお願いします。
近況報告です!
長らく投稿をお待たせしてしまっていてすみません…ペンが(頭が)絶不調に陥っていまして中々「コレだ!」という作品が書けず…抜け出し次第投稿しますのでゆる〜くお待ちくださいませ!
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