新しい十二支
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新しい十二支を決める対決が開催された。
前回は、元日に動物たちが競争し神様の所へゴールした順番で決めた。
今回の勝負は、わんこそば大会だ。食べたお椀の数で競うのである。
もちろん公正を期すために、各々体に合ったお椀で食べる。
現在の十二支の他に、猫、人間も参加。
前回、ねずみに騙され参加できなかった猫。今回こそはと張りきったが、開始後すぐに波乱が。猫は、そばの端っこが揺れると、じゃれついてしまう。ネコ科の寅も同様だった。
優勝候補の牛は、反芻して食べるため、ひどく時間がかかった。
犬は、一番張り切っていた。なんといっても、【わん】こそば。けれど鼠が耳元で「待て」と囁いたので、おあずけ状態に。
優勝したのは人間だったが、大会の前に胃薬を飲んでいたのでドーピングとみなされ失格。
そして余ったそばを神様が全部食べるはめになり、お腹をこわした神は寝込んだ。
だから十二支はこれまで通りだって。
前回は、元日に動物たちが競争し神様の所へゴールした順番で決めた。
今回の勝負は、わんこそば大会だ。食べたお椀の数で競うのである。
もちろん公正を期すために、各々体に合ったお椀で食べる。
現在の十二支の他に、猫、人間も参加。
前回、ねずみに騙され参加できなかった猫。今回こそはと張りきったが、開始後すぐに波乱が。猫は、そばの端っこが揺れると、じゃれついてしまう。ネコ科の寅も同様だった。
優勝候補の牛は、反芻して食べるため、ひどく時間がかかった。
犬は、一番張り切っていた。なんといっても、【わん】こそば。けれど鼠が耳元で「待て」と囁いたので、おあずけ状態に。
優勝したのは人間だったが、大会の前に胃薬を飲んでいたのでドーピングとみなされ失格。
そして余ったそばを神様が全部食べるはめになり、お腹をこわした神は寝込んだ。
だから十二支はこれまで通りだって。
その他
公開:24/05/02 19:00
400文字という制限のなかで、あれこれと言葉を考えるのが楽しいです。最近では、54字の物語を書くことにもハマっています。
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