空想と妄想のあいだで
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空を見上げると筋状の細長い雲の先に飛行機が見えた。
携帯で飛行機アプリを開く。
その飛行機の行く先は、札幌だった。
この季節、北海道の美味しい食べ物はなんだろう。札幌ラーメンを食べるなら時計台の近くのあの店かな。
その飛行機と反対方向へ向かう機体が表示される。
台湾行きだ。夜店の屋台ラーメンを食べたいな。
行ったこともない場所を空想するのが楽しいのだ。
『N/A』と表示される飛行機があった。
飛行機の情報がないということだ。
そうなると私の脳内は、空想から妄想へと変化する。
ジェームズボンドが美女と乗っているのかも、それとも大泥棒が財宝を運んでいるのかもしれない。いや、そもそも地球の乗り物とも限らない。地球人を連れにきているのかも。
画面上の『N/A』が消失した。気配がして後ろを振りかえる。
これは妄想の続きなのか、それとも未知との遭遇なのか。
携帯で飛行機アプリを開く。
その飛行機の行く先は、札幌だった。
この季節、北海道の美味しい食べ物はなんだろう。札幌ラーメンを食べるなら時計台の近くのあの店かな。
その飛行機と反対方向へ向かう機体が表示される。
台湾行きだ。夜店の屋台ラーメンを食べたいな。
行ったこともない場所を空想するのが楽しいのだ。
『N/A』と表示される飛行機があった。
飛行機の情報がないということだ。
そうなると私の脳内は、空想から妄想へと変化する。
ジェームズボンドが美女と乗っているのかも、それとも大泥棒が財宝を運んでいるのかもしれない。いや、そもそも地球の乗り物とも限らない。地球人を連れにきているのかも。
画面上の『N/A』が消失した。気配がして後ろを振りかえる。
これは妄想の続きなのか、それとも未知との遭遇なのか。
その他
公開:24/04/24 15:07
更新:24/04/25 17:21
更新:24/04/25 17:21
400文字という制限のなかで、あれこれと言葉を考えるのが楽しいです。最近では、54字の物語を書くことにもハマっています。
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