※嘘ではありません。
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【運命の相手と出逢いたい、そこのアナタ!朗報です!身も心も捧げられる相手に100%出逢えます!!】
『こんな紙切れで、本当に人間が来るとは思いませんでした』
私はチラシを一瞥し、遊園地のゲートをくぐる人間を遠くから眺める。異形を含めると数が多いようで、自然と口角が吊り上がる。これから始まるショーが愉しみだ。
『あぁ、見逃してはもったいないので私も早く行かなければ――』
会場に着くや否や、異形が人間を食していた。開始時間はまだだというのにせっかちな連中だ。逃げ残った人間が私に救いを求めて、服にしがみついてくる。全くもって無理な話である。
『黄昏時に来たアナタたちが悪いのですよ? この時間帯は相手が見えにくく、人間に化けた異形には打ってつけですからねぇ~』
私が人間を払いのけると、異形は人間をどんどん口に入れていく。
『ね? 100%だったでしょ?』
『こんな紙切れで、本当に人間が来るとは思いませんでした』
私はチラシを一瞥し、遊園地のゲートをくぐる人間を遠くから眺める。異形を含めると数が多いようで、自然と口角が吊り上がる。これから始まるショーが愉しみだ。
『あぁ、見逃してはもったいないので私も早く行かなければ――』
会場に着くや否や、異形が人間を食していた。開始時間はまだだというのにせっかちな連中だ。逃げ残った人間が私に救いを求めて、服にしがみついてくる。全くもって無理な話である。
『黄昏時に来たアナタたちが悪いのですよ? この時間帯は相手が見えにくく、人間に化けた異形には打ってつけですからねぇ~』
私が人間を払いのけると、異形は人間をどんどん口に入れていく。
『ね? 100%だったでしょ?』
ホラー
公開:24/04/21 21:44
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