遊変地
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食べて遊んで楽しめば、君も僕らの仲間入り〜♪
僕は走っていた、遊園地の明るい音楽には似合わない表情で。
《パパとママを探して出なきゃ》
このお腹が今になって憎い、ママの言う通りスポーツをしとけば良かったと後悔した。
そんな僕をピエロが長い足で行先を遮り、「どうしたのお?真っ青な顔しちゃってさぁ」なんて話しかけてきた。
《パパとママを探して早くこの遊園地から出なきゃいけないんだ!》
「パパとママなら僕知ってるけど」
僕の口元についた食べかすをジッと見ては、「もう探しても無駄だと思うよ〜?キミだけでもココから出た方が良いんじゃないかな?かな?」目を細めてクスクス笑う。
《なんで?》
「だって、キミ--」
-- 声出てないじゃん --
◯
「あれ凄い可愛い〜!」
「そうねぇまるで親子みたいね」
少女の指さしたコーヒーカップは、大きなカップが二つ、小さなカップが一つあった。
僕は走っていた、遊園地の明るい音楽には似合わない表情で。
《パパとママを探して出なきゃ》
このお腹が今になって憎い、ママの言う通りスポーツをしとけば良かったと後悔した。
そんな僕をピエロが長い足で行先を遮り、「どうしたのお?真っ青な顔しちゃってさぁ」なんて話しかけてきた。
《パパとママを探して早くこの遊園地から出なきゃいけないんだ!》
「パパとママなら僕知ってるけど」
僕の口元についた食べかすをジッと見ては、「もう探しても無駄だと思うよ〜?キミだけでもココから出た方が良いんじゃないかな?かな?」目を細めてクスクス笑う。
《なんで?》
「だって、キミ--」
-- 声出てないじゃん --
◯
「あれ凄い可愛い〜!」
「そうねぇまるで親子みたいね」
少女の指さしたコーヒーカップは、大きなカップが二つ、小さなカップが一つあった。
ホラー
公開:24/04/21 01:53
更新:24/04/21 02:38
更新:24/04/21 02:38
遊園地
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