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美味しいものが食べたい。
なのに美味しいものが思い出せない。
ちょっとお高めなハンバーガーショップまで足を運んだ。
美味しかった。
でも美味しいものが食べたいという胸の穴は埋められなかった。
築地で食べたお寿司が美味しかったと思い出し食べに行った。
凄く美味しかった。
けれど胸の穴は埋まらなかった。
色々な店に行った。
色々な物を作ってみた。
どれもとても美味しかった。
意外と料理の才能あるなと嬉しくなった。
でも、胸の穴が埋まらない。
そして諦めた。
家から出る事も少なくなった。
ある日、友人がやってきた。
「お好み焼き作ろうぜ。」
そう言って買い物袋を渡された。
何だよ、作るのは俺かよ?
ホットプレートの上で鰹節が踊る。
馬鹿話をしながら頬張った。
「泣いてんの?!お前?!」
「……旨いなと思ってさ。」
何の変哲もないお好み焼きは、とても美味しかった。
なのに美味しいものが思い出せない。
ちょっとお高めなハンバーガーショップまで足を運んだ。
美味しかった。
でも美味しいものが食べたいという胸の穴は埋められなかった。
築地で食べたお寿司が美味しかったと思い出し食べに行った。
凄く美味しかった。
けれど胸の穴は埋まらなかった。
色々な店に行った。
色々な物を作ってみた。
どれもとても美味しかった。
意外と料理の才能あるなと嬉しくなった。
でも、胸の穴が埋まらない。
そして諦めた。
家から出る事も少なくなった。
ある日、友人がやってきた。
「お好み焼き作ろうぜ。」
そう言って買い物袋を渡された。
何だよ、作るのは俺かよ?
ホットプレートの上で鰹節が踊る。
馬鹿話をしながら頬張った。
「泣いてんの?!お前?!」
「……旨いなと思ってさ。」
何の変哲もないお好み焼きは、とても美味しかった。
公開:24/04/20 16:18
ぽんずとかねぎとか薬味と調味料。
(整理したSSはNovelDaysにあります)
http://lit.link/misonegi
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