ポメラニアン警察 〜遊園地へ行く〜

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私はポメラニアン警察だ。
警視総監の命令により、ポメラニアンに変身し捜査をしている。

私は巷で人気の某遊園地へ向かった。
人々が浮かれる春はトラブルが起きやすいのだ。

「きゃあーーー!」
奥の建物で叫び声が聞こえた。
私は一目散に駆け出した。
人混みを交わしながら見事にすり抜けていく。
こういう時のために足腰は鍛えているのだ。

待っていろ、今助けてやる!

建物に入ると、怖がっている女性たち。その奥にそいつは現れた。
包帯にまかれ、目玉が飛び出た男。
「うぎゃああ!じ、じけ・・ん・・」

「この子大丈夫かなあ」
気づくと私はベンチに横たわっていた。
みなほっとしたように笑顔を浮かべている。
「よかった。おばけみて怖かったねえ、よしよし」

まあいい。笑っているということは事件は解決したのだろう。
しかし、あの目玉の出た男は一体・・

私はポメラニアン警察、今日も市民の安全を守るのだ。
ファンタジー
公開:24/04/21 14:37
ポメラニアン警察

空飛びペンギン( 関東 )

ご覧いただきありがとうございます。

俳優業の傍ら、趣味でショートショートを製作しています。
田丸先生の書籍を読んでから、楽しく作っております。
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名作文学の朗読Youtubeを行っています。
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