天使の応援団
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通勤中、いつもすれ違う天使たち。
カラフルな帽子をかぶり、大きなかごのようなリヤカーに乗っている。近くの保育園の園児たちだ。
うたを歌っている日があったり、大半が夢の中に居る日があったり。
あの天使が詰まった箱はなんと呼ぶのだろうか。お散歩カート?なんて考えながら今日もマスクの下に微笑みを浮かべる。
珍しく、信号待ちしている僕の隣に天使たちが並んだ。先生方と目があって、なんとなく頭を下げた。下の方から、熱い視線を感じる。園児たちだ。
「どこいくの?」
「お仕事だよ」
「あ!パパと一緒!頑張ってね!」
「ありがとう」
にっこりと笑う園児に神々しい後光が見えた。純粋でピュアな応援なんて何年ぶりだろうか。まるで応援団のように「がんばれー」と手を振ってくれている天使たちに手を振り返して、一人またマスクの下に笑みを浮かべる。階段を登る足取りは、心なしか何時もよりも随分と軽かった。
カラフルな帽子をかぶり、大きなかごのようなリヤカーに乗っている。近くの保育園の園児たちだ。
うたを歌っている日があったり、大半が夢の中に居る日があったり。
あの天使が詰まった箱はなんと呼ぶのだろうか。お散歩カート?なんて考えながら今日もマスクの下に微笑みを浮かべる。
珍しく、信号待ちしている僕の隣に天使たちが並んだ。先生方と目があって、なんとなく頭を下げた。下の方から、熱い視線を感じる。園児たちだ。
「どこいくの?」
「お仕事だよ」
「あ!パパと一緒!頑張ってね!」
「ありがとう」
にっこりと笑う園児に神々しい後光が見えた。純粋でピュアな応援なんて何年ぶりだろうか。まるで応援団のように「がんばれー」と手を振ってくれている天使たちに手を振り返して、一人またマスクの下に笑みを浮かべる。階段を登る足取りは、心なしか何時もよりも随分と軽かった。
その他
公開:24/04/09 13:03
すきなものを、すきなように。
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