声の配達人
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僕は声の配達人。毎日、黄色いポストに届く黄色い声援を目的の人まで届けるのが仕事だ。
「今日も沢山届いてるな」
僕は、町中を回った。僕のエリアには、2人の配達人がいてお互いに協力して配達をしている。
ピンポーン
「お届け物です」
そう言って、カバンから集めた声を出し相手に聞かせる。
「〇〇さんかっこいいー!」
黄色い声援がもらえる人が羨ましい。
僕は、もう50歳。僕に、声援を送ってくれる人なんていないんだ。配達をしてるとふと悲しくなる。そして、今日も配達を終え家へ帰った。
「ただいま」
「おかえりなさい」
妻が出迎えてくれる。
「あなた、今日うちのポストに声が届いていたわよ」
「え? ほんと?」
僕は振り返り、ドアのポストに手を入れた。すると、声があった。
「あなたかっこいいわよ」
そう聞こえた。
「もしかしてこの声、、」
妻は、私を見て小さく微笑んだ。
「今日も沢山届いてるな」
僕は、町中を回った。僕のエリアには、2人の配達人がいてお互いに協力して配達をしている。
ピンポーン
「お届け物です」
そう言って、カバンから集めた声を出し相手に聞かせる。
「〇〇さんかっこいいー!」
黄色い声援がもらえる人が羨ましい。
僕は、もう50歳。僕に、声援を送ってくれる人なんていないんだ。配達をしてるとふと悲しくなる。そして、今日も配達を終え家へ帰った。
「ただいま」
「おかえりなさい」
妻が出迎えてくれる。
「あなた、今日うちのポストに声が届いていたわよ」
「え? ほんと?」
僕は振り返り、ドアのポストに手を入れた。すると、声があった。
「あなたかっこいいわよ」
そう聞こえた。
「もしかしてこの声、、」
妻は、私を見て小さく微笑んだ。
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公開:24/04/07 14:31
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