空(ラスト変えました)
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ようやく秋めいてきたある日、夜風を入れようと車の窓を開けたら、空が入ってきた。
驚いている間にも天井は高く突き抜け、たくさんの星が頭上に輝き始める。
憧れのオープンカーみたいだ。気持ちいいなぁ。仕事の疲れもストレスも、すぐに吹き飛んでいった。
家に帰ると、ワンルームの狭い部屋は、いつもに増して味気なく感じられた。
まさかとは思いながらも、窓を開けてみる。
すると、やっぱり空は入って来た。
今度はもっとゆっくり味わえる。僕は月を愛でながら晩酌し、星に囲まれて眠った。
朝になると、部屋は元に戻っていた。窓を開けても風しか入ってこない。
がっかりしてカーテンを閉めた僕だったが、すぐに安心した。今夜、また空は来てくれるに違いない。
だって、目の前に現れたのは、オーロラのカーテンだったのだから。
驚いている間にも天井は高く突き抜け、たくさんの星が頭上に輝き始める。
憧れのオープンカーみたいだ。気持ちいいなぁ。仕事の疲れもストレスも、すぐに吹き飛んでいった。
家に帰ると、ワンルームの狭い部屋は、いつもに増して味気なく感じられた。
まさかとは思いながらも、窓を開けてみる。
すると、やっぱり空は入って来た。
今度はもっとゆっくり味わえる。僕は月を愛でながら晩酌し、星に囲まれて眠った。
朝になると、部屋は元に戻っていた。窓を開けても風しか入ってこない。
がっかりしてカーテンを閉めた僕だったが、すぐに安心した。今夜、また空は来てくれるに違いない。
だって、目の前に現れたのは、オーロラのカーテンだったのだから。
ファンタジー
公開:24/04/06 22:12
読むのも書くのも好きです。よろしくお願いします!
2022 ショートショート集『節目の一杯』をつむぎ書房より出版
2023 愛媛新聞超ショートショートコンテストにて「かぞくしんぶん」が特別賞に選ばれる
2024 第20回坊っちゃん文学賞にて「鯉のぼり」が佳作に選ばれる
発表し合える環境に感謝します。
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