きらめくフライパン

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ふらりと立ち寄った猫カフェ。
「いらっしゃいませ」
人の言葉を流ちょうに喋る猫が私を座席へと案内してくれる。
「ご注文がお決まりになられましたら、お申し付けください」
もしかしてここは山猫軒か?猫が働くカフェなんて誰が想像しただろう。
厨房を見る。二匹がかりでフライパンを操る猫。弱火でじっくりコトコト何かを煮込んでいる。気になったのでそれを注文してみた。
フライパンごと出されたスープのようなもの。一口飲んでみると陽だまりの温かさを感じた。
このぬるさはつい先日まで私の隣にいた愛猫の体温と同じだ。
「そちら、猫の涙と飼い主への感謝を煮込んだものでございます。あちらのお客様からですよ」
店員の猫が指さす食器棚の上、半透明の愛猫がいた。
どうやら私が心配でこの店へと誘い込んでくれたようだ。
傷ついた心にあの子の涙が沁みる。
きらめく思い出ごとフライパンの中身を綺麗に平らげた。
私はもう大丈夫だ。
公開:24/04/01 21:01

幸運な野良猫

yahoo!サーバーに問題が発生したらしく2022年9月1日より2週間入れなかったので新規にアカウント取得。
半年以上毎日Yahoo!IDでログインを試みるも、現在進行形でログインできない状態です。#EY003って何だ?
運営に報告するも、ずっと無視されております。自動応答メールだけが返ってくる…1年経過で、もう諦めた…

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