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ポタン…。
床に広がるミルクの海へ、真珠のような雫を一滴垂らせば、跳ね上がって出来たミルククラウンがコロリと立ち上がり、王冠覧車となってミルクルクルと回りだす。

ポタン……。
花咲くミルククラウンの角には小さな白馬達。いななき、優雅にミルクルクルと駆け出せば、メリーミルククラウンドの完成だ。

ポタ、ポタタタン…!
純白の五月雨が降れば、ミルククラウン型の不思議なカップ達がミルクルクルと情熱的に踊り出し、周りのミルクをホットへ変える。

ほんのりと甘いミルクの香りに誘われて、牛乳場口の前には桃色ほっぺの妖精達が集まってきた。乳場チケット代わりのミルククラウンを被せてあげれば、妖精達は大喜び!ミルクルクルと跳ね回る。

就寝前、派手に零した私のミルク。
諺にもあった気がするが、どんなに嘆いてもモ〜元には戻らない。それならいっそ、こんな風にミルクの遊園地をつくってミルのもいいものさ♪
ファンタジー
公開:24/04/02 20:52
更新:24/04/20 18:35
遊園地 ミルククラウン 覆水盆に返らず

ネモフィラ(花笑みの旅人)( 気の向くまま )

読んでくれてありがとう!

寒い季節になったから、気が向いた時にふらりと立ち寄ってゆるーく投稿しています。

 

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