きらめくフライパン

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「魔法のフライパンよ。世界で一番美味しい料理を作るのはだぁれ?」
私の問いかけに魔法のフライパンがきらめいた。
『それは白雪姫でございます』
フライパンから予想通りの答え。
私は重ねて質問した。
「では魔法のフライパンよ。世界で一番男心を掴む料理を作れるのはだぁれ?」
『それはお后様。貴方でございます』
これも予想通りの答え。そうでないと困る。
「白雪姫。これで分かったでしょう。貴方の作る料理は確かに美味しい。でも、男心を掴む料理ではないの。私が料理教えてあげるから、もう拗ねないで」
部屋の隅で体育館座りをしたまま口を尖らせる白雪姫。
王子様に手料理を振る舞い続けたところ、3日目にインスタントラーメンに浮気されたと拗ねている。
世界で一番美しい私の娘。でも同時に世界で一番面倒臭い手のかかる娘。
その娘を今、魔法のフライパンと一緒に慰めている。
私が舞台裏へと退場する日はまだまだ遠いようだ。
公開:24/03/26 21:00

幸運な野良猫

yahoo!サーバーに問題が発生したらしく2022年9月1日より2週間入れなかったので新規にアカウント取得。
半年以上毎日Yahoo!IDでログインを試みるも、現在進行形でログインできない状態です。#EY003って何だ?
運営に報告するも、ずっと無視されております。自動応答メールだけが返ってくる…1年経過で、もう諦めた…

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