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最近夢をみる。人が死ぬ夢だ。
燃え盛る炎に焼かれて死ぬ人。
あるいは、鋭い無数の針に貫かれて死ぬ人。
自分が殺されるわけではなくて、ただ、死んでいく人を私は見つめている。
一体いつからだったっけ。思い出せない。
ここ最近、どころか、もしかしたらもうずっと長いこと見ているのかもしれない。
まったく勘弁してほしい。

「寝ても醒めても同じような光景はやめてほしいな…」

そして私は仕事へ向かう。
今日も自分の仕事を始める。

「灼熱地獄へ連れて行け」
「針地獄へ連れて行け」
「そいつは…強盗殺人、逃走の際に道行く人を無差別殺傷か。無間地獄だ」

とっくに死んでいるはずのそいつらは、喚きながら泣きながら、部下に引きずられていく。
やれやれ。
今日も夢見が悪そうだ。
その他
公開:24/03/26 07:21

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