クイズの時間

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拷問室にて。
「さあ、始めようか。」
「こんな事しても意味はないぜ。オレは口を割らない。」
「さて、これでもそんなことを言ってられるなか。クイズの時間です。」
「クイズ?クイズだと?うわぁ。やめてくれ~。オレは怖いものなしの男だ。人を殺す事にだって躊躇をしたことはない。でも、ダ、ダメなんだ!クイズだけは。やめてくれ~。助けてくれ!!なんだってする!!今の組織を裏切っても良いんだ。だから、だから。クイズだけは!!」
「ダメだ。もう遅い。さあ、クイズを楽しもうではないか。第一問!!」
「やっ、やめろ!!うわぁ。クイズだけは!!クイズだけは~!!」
悲鳴とともに気を失う男。
拷問室の扉の外。
「おい、聞いたか。今の悲鳴。今回の拷問。クイズなんだってよ。ヤバいよな。」
「えっ!!クイズ?クイズの拷問ってどんなの?」
「お前、知らないの?この世で一番恐ろしい拷問だよ。」
「そっ、そうなの?」
その他
公開:24/03/28 00:06

ソフトサラダ( 埼玉 )

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時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、短いお話を書いています。コメントは励みになります。とりあえず過去作の改訂版を中心に新作も載せていきます。よろしくお願いします。 
 

 

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