寿司の遊園地

寿司の遊園地と聞き、鼻で笑った。
回転寿司をメリーゴーランドと言うのだろう？注文した商品が届く様子をジェットコースターに例えるのだろう？
そんな私の予想を日本の寿司の遊園地は簡単に越えてくれた。
承認欲求おばけの現れるホラーハウス。醤油さしペロペロにゾッとした。
海外の人に抹茶文化を教えてくれるディープグリーンティーカップ。数回まわすとワビサビが効いてくる。
お土産コーナーでは、寿司を胃袋へと詰め込んでテイクアウトして下さいと言われた。おふくろさん直伝、鮮度と美味しさだけでなく、思い出までお持ち帰りできる画期的なアイデア。
大満足の寿司の遊園地。
お会計を確認すると数千万円！？この金額はぼったくりだと声を上げる。
「ここでは百円のことを百万円って言うんや」と大阪弁のおっちゃんが大笑い。
最後にまさかのお値段フリーフォール。
ホッとしたところで小腹が空いた。寿司の遊園地、もう一周してくるか。