怪我の代償
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些細なことでいじめは始まった。
リーダーのアイツはいつも指示するだけ。
いじめは日に日にエスカレートしていった。
その日の放課後、ボコボコに腫れあがった顔でアイツ等のたまり場に行った。
周囲はあまりの酷さに騒然となり
「酷くね?」「あんなにしなくてもいいんじゃ。。」
そんな声が聞こえる。
痛みを堪えるようにゆっくりとアイツの元へ歩いていく。
「これだけしかなかった。ごめんなさい」
そういって握った一万円札をアイツに渡そうとする。
「な、なんだよ、なにやってんのお前」
狼狽えるアイツ。
すると、周囲から
「おい、ちょっとやりすぎだって」
「もう抜けるわ」
「付き合ってらんねぇわ。行こうぜ」
その場には僕ら二人だけ残された。
「俺、金なんて持って来いって言ってねぇだろ!それにその顔。。」
僕はできるだけ伝わるようにニッコリ笑って言った。
「うん。自分で殴っても痛いね」
リーダーのアイツはいつも指示するだけ。
いじめは日に日にエスカレートしていった。
その日の放課後、ボコボコに腫れあがった顔でアイツ等のたまり場に行った。
周囲はあまりの酷さに騒然となり
「酷くね?」「あんなにしなくてもいいんじゃ。。」
そんな声が聞こえる。
痛みを堪えるようにゆっくりとアイツの元へ歩いていく。
「これだけしかなかった。ごめんなさい」
そういって握った一万円札をアイツに渡そうとする。
「な、なんだよ、なにやってんのお前」
狼狽えるアイツ。
すると、周囲から
「おい、ちょっとやりすぎだって」
「もう抜けるわ」
「付き合ってらんねぇわ。行こうぜ」
その場には僕ら二人だけ残された。
「俺、金なんて持って来いって言ってねぇだろ!それにその顔。。」
僕はできるだけ伝わるようにニッコリ笑って言った。
「うん。自分で殴っても痛いね」
その他
公開:24/03/18 15:22
仕事の合間に書き始めました。
少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。
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