虹の切り株

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【虹の切り株】少々の手間を惜しんでかえって大きく損をすること。
 類語)急いては事を仕損じる。
 用例)「そんなやりかたしてたら―――になるぞ」
 故事)樵が伐採をする際、杉や檜などと誤って虹を刈り倒してしまうと、山火事などが起こって周辺に甚大な被害が出る。だから雨後すぐに晴天となった時や、天気雨のときなどの伐採はご法度なのだが、少々の雨であったり、短期間で上がることが明らかな場合などに、作業を中断する手間を惜しんでそのまま斧を振るい続ける者が、近くに立った虹を刈り倒してしまう。
 木と虹とは斧が入ったときの感覚がまるで違っているという。斧が虹に触れた瞬間に目がくらむほど輝き、まるで吸い込まれるかのように、斧をもっていかれるのだそうだ。その時に斧を離さないと身体ごと引き込まれ、滝に打たれるような感じがするという。また、虹の切り株はきちんと掘り起こして川へ流さねば、蝮の巣になるのだそうだ。
ファンタジー
公開:24/03/16 15:43

新出既出20( 浜松市 )

新出既出です。
twitterアカウントでログインしておりましたが、2019年末から2020年年初まで、一時的に使えなくなったため、急遽アカウント登録をいたしました。過去作は削除してはおりませんので、トップページの検索窓で「新出既出」と検索していただければ幸いです。新出既出のほうもときおり確認したり、新作を挙げたりします。どちらも何卒よろしくお願いいたします。
自己紹介:「不思議」なことが好きです。

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