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「課長も昨日はアワッてたな。こちらのミスで取引先が激怒したって」「あんなにアワッて自分で全部被ったんだな」後輩の立ち話に思わず聴き耳を立てた。前日俺は出張だった。課長が被ってくれたのか。課長の「大丈夫」の一言で呑気に安心していた。「課長、申し訳ありません」課長に頭を下げた。「大丈夫、大丈夫」課長はそう言ってくれた。俺は上司に恵まれた。
職場の暑気払いの日、若手社員たちは飲み放題の生ビールにテンションが上がる。「僕のビール超アワッてる」「俺のはもっとアワッてるぞ」ああ、アワッてるにこんな用法もあるのか。「先輩、アワッてますか?」と聞かれ、はてこのアワッてるはどの意味かと戸惑う。「先輩のビールもアワッてますねー」と言われ「おお」と慌てて返す。課長も3杯目を飲み干した。俺は課長のジョッキにサーバーから生ビールを注いで渡す。「お、うまそうにアワッてる」とほめられた。課長は若者言葉にも精通している。
職場の暑気払いの日、若手社員たちは飲み放題の生ビールにテンションが上がる。「僕のビール超アワッてる」「俺のはもっとアワッてるぞ」ああ、アワッてるにこんな用法もあるのか。「先輩、アワッてますか?」と聞かれ、はてこのアワッてるはどの意味かと戸惑う。「先輩のビールもアワッてますねー」と言われ「おお」と慌てて返す。課長も3杯目を飲み干した。俺は課長のジョッキにサーバーから生ビールを注いで渡す。「お、うまそうにアワッてる」とほめられた。課長は若者言葉にも精通している。
その他
公開:24/08/04 15:09
更新:24/08/04 18:24
更新:24/08/04 18:24
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