お気に入りの家電について

吾輩は猫である。貴様に教える名前はない。
先日、吾輩の家に猫用の自動給水機がやってきた。最初、飼い主がまた変なものを買ってきたと訝しい目で見たものだ。
しかしこれが何と素晴らしい事か！水が絶えず巡回している。流れる水は鮮度の高さの表れである。
飼い主もやっと吾輩の好みに気が付いたようだ。これで蛇口から水を飲む生活から卒業できそうである。
新鮮な水を手に入れ喜んだ吾輩であったが、さらに喜ばしい事があった。
なんと自動餌やり機も来たではないか。
吾輩、前々から大量の餌を一気に出され困っていた。
しかしこれなら丁度いい量を適度な時間に分けて食べる事が出来る。水に続き食事まで鮮度が確保出来た。これほど喜ばしい事はない。
ただ…自動餌やり機から出てくる餌は同じものばかりで飽きてしまう。
だからこれを読んでいる貴様。違う味の餌が出てくる自動餌やり機を早く作れ。
完成したら褒美に吾輩の名前を教えてやる。