「帰るまでが遠足です」は世の真理

「帰るまでが遠足です」

お約束のボケとしてしか見ていなかったこの言葉に、世の真理が見えるようになった。

帰るまでが遠足です。
帰るまでが本番です。
帰るまでが一連の工程です。

そう、帰るまでが……。

金曜の勤務が終わる。
よっしゃ！自由だ〜！！と意気込んで、弾むような明るい気分で家路につく。

そして……。

家のドアを開け、玄関に入った途端、膝から崩れ落ちる。

「……無理。もう動けない……。」

帰路の間、あれをやろうこれをやろう、今日はちょっと良いモノを食べよう……etc……。
様々な楽しみを考えてはいたけれど、それが叶うことは難しい。

物事は最後の最後までわからない。
だから最後までが遠足なのだ。

あの言葉を先生はどんな思いで言っていたのだろう？
今はそんな事を考える。

帰るまでが遠足です。

何はともあれ。

一週間、お疲れ様。
せめていい夢が見られますように……。