神の視点の神

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誰かにとっての日常は誰かにとってのドラマになる
そんな日常のドラマを私はいくつも見てきた
『神の視点』 私は小説等でよく登場する神の視点の神である
わたしが存在しないと小説は存在できないと言われている
わたしは今までありとあらゆる物語を眺めてきた
時には近くで時には遠くで時には俯瞰で
ありとあらゆる表現に私は欠かすことのできない神である 登場人物たちの物語が交錯するような話しでは私の存在が重要不可欠である
わたしの目の前で起こる出来事や物語に私は介入することができない
時には手を差し伸べたくなるような物語も多々あった 私は神であると同時に傍観者でしかない
ただじっと見ているだけと言うのはつらいものだ
そんな時、私はいつも思う
『幸あれ』と
救いのない物語であっても読む者の中にきっとなにかしらの意義や意味を持つはずだと
そうでないと物語を伝える役目を持つ私の存在も意義を失うのだから
その他
公開:24/07/23 21:26

icchi

頭の中に浮かんでは消える意味のない想いのようなものを成仏させてあげたくて書いてます

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