地球の危機

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幾多の宇宙船が地球の上空に浮かんでいた。
「さあ、この星を征服するぞ」
「この星の住人は我々よりも知能が劣っている。征服は楽勝だ」

宇宙船が地上へ向かって降下しようとしたその時、
巨大な泡が、地上からやってきた。
その泡が宇宙船を包み込む。
「なんだ、これは!」
「ただ今、分析中です」
宇宙船はそのまま大気圏へと押し出されていく。
「我々の侵略が検知されていたというのか」
「いやそんなことはありません、我々の方が知能が・・・」
巨大な泡が次々に宇宙船を包み込んでいく。

そのころ、地上の保育園では園児たちがシャボン玉遊びをしていた。

宇宙人は、地球人よりもたしかに知能が高かったけれど、とても小さかった。
そして、彼らの宇宙船は、シャボン玉の中に入るくらいの大きさだった。
SF
公開:24/07/20 15:37
更新:24/07/21 06:04

かのこ

最後まで読んでくださった方、感謝!

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