あわくう
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秋から冬にかけて、寒さが通り過ぎるまで乗らないバイクにはシートをかぶせて暖かくなるのを待った。
春になりシートを外すと、目に入ってきたタンクの上にある泡。
拭き取ろうと、泡にウエスを近ずけるとそれは茶色い塊。
ビールの泡のように見えたのはカマキリの卵だった。
せっかくこの場所を選んで産みつけた卵、ふ化するまでもう少し待ってあげようと、再びシートをかぶせた。
数日後、バイクのサイドスタンドに小さな虫のような動くものを見つけ、よく見るとふ化して歩き出したカマキリの赤ちゃんだった。
バイクのシートを取り上げると、タンクの上に数百匹の1センチほどのカマキリの赤ちゃんで あふれかえっていた。
そのあまりにもの多くの赤ちゃんに驚き口をポカンと開け、この様な事を泡(あわ)を食(く)・う と言うんだな。
そんな体験した春の始まりでした。
春になりシートを外すと、目に入ってきたタンクの上にある泡。
拭き取ろうと、泡にウエスを近ずけるとそれは茶色い塊。
ビールの泡のように見えたのはカマキリの卵だった。
せっかくこの場所を選んで産みつけた卵、ふ化するまでもう少し待ってあげようと、再びシートをかぶせた。
数日後、バイクのサイドスタンドに小さな虫のような動くものを見つけ、よく見るとふ化して歩き出したカマキリの赤ちゃんだった。
バイクのシートを取り上げると、タンクの上に数百匹の1センチほどのカマキリの赤ちゃんで あふれかえっていた。
そのあまりにもの多くの赤ちゃんに驚き口をポカンと開け、この様な事を泡(あわ)を食(く)・う と言うんだな。
そんな体験した春の始まりでした。
その他
公開:24/07/22 13:22
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