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宇宙の星から到着した輸送船を降りて、こちらに手を振る友人は、ダブッとした柔道着のような服を着ていた。
今は西暦2054年。星々を飛び回る調査員の友人は、いつも宇宙服の上にあんな「うわっぱり」を羽織っている。
気軽に星を旅することができても、行く星々によって、空気の密度や成分が違う。
でも、いちいち船内で、そこに合った服を用意して着替えるのは、面倒だ。
そのためにいわゆる宇宙服を着たまま、星間旅行をするのが一般的だ。
でも、この格好はオシャレじゃない。武骨で、機能第一で。
そこで、宇宙服の上にうわっぱりを着こなす、オシャレ物が増えている。
それは法衣(ケープ)とか、古代ギリシャのような服もあるけれど、格好いいのはやはり、和服や作務衣のような、東洋のラフなキモノなんだ。
ハイテクなこの世界の宇宙空港で、なぜかオリエンタルな服をまとった旅行者をよく見かけるのは、そんな理由があるんだ。
今は西暦2054年。星々を飛び回る調査員の友人は、いつも宇宙服の上にあんな「うわっぱり」を羽織っている。
気軽に星を旅することができても、行く星々によって、空気の密度や成分が違う。
でも、いちいち船内で、そこに合った服を用意して着替えるのは、面倒だ。
そのためにいわゆる宇宙服を着たまま、星間旅行をするのが一般的だ。
でも、この格好はオシャレじゃない。武骨で、機能第一で。
そこで、宇宙服の上にうわっぱりを着こなす、オシャレ物が増えている。
それは法衣(ケープ)とか、古代ギリシャのような服もあるけれど、格好いいのはやはり、和服や作務衣のような、東洋のラフなキモノなんだ。
ハイテクなこの世界の宇宙空港で、なぜかオリエンタルな服をまとった旅行者をよく見かけるのは、そんな理由があるんだ。
SF
公開:24/07/15 19:06
宇宙服
柔道着
星間旅行
宇宙空港
雑貨関連の仕事をしています。こだわりの生活雑貨、インテリア小物やおもしろステーショナリー、和めるガラクタなどが好きです。
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