青い夏

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今日は待ちに待った花火大会
小さな町だけど大勢の人が浜辺に集まる
わたし達はテトラポットが並ぶ防波堤沿いに集まった
色とりどりの夏めいた格好に夏を実感する
リコの幼なじみの彼を花火に誘って貰った
自分の気になるがなんなのかその正体を知りたくてわたしは勇気を出してみたんだ
ミサこっち!
リコはわたしを呼んで彼の側へ近づけた 彼との距離が縮まる
おーミサも来てたんか〜
彼は気さくに話しかけてくれる
悠くんこんばんは
意識して緊張してる自分を感じる
ワイワイと聞こえる雑踏に彼の話し声もかき消される
ドーーーーン
その雑踏すらかき消す音で花火が上がった
おぉーすげー!
キレイー
感嘆の声があちこちで聞こえる
わたしは彼の隣で花火を見ていた
久しぶりの花火だけどやっぱスゲーな
キレイだよね
彼とリコの話し声が聞こえる
花火は一瞬で2人を童心に戻らせた
その横で2人の思い出に割って入れないわたしがいた
青春
公開:24/07/14 07:46

icchi

頭の中に浮かんでは消える意味のない想いのようなものを成仏させてあげたくてただただ書いてます

青春の呪いが多分にかかってると思われます

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