石畳のおばあちゃん

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「おはようございます。」
近所の神社の石畳にいつも腰掛けてる、可愛らしいおばあちゃん。
毎朝あいさつをすると、にっこりと微笑みかけてくれる。

「そんなに可愛いおばあちゃんなの?」
「そうなの、あ、いた!」

こんにちは、そうあいさつをする私の後ろで友達が固まっていた。

「どうしたの?」
「ねぇ…何が見えてるの!?」

え…?

不思議に思いながらおばあちゃんに視線を戻すと、おばあちゃんはいつもの微笑みを浮かべてくれた。

「ねぇ、怖いよ!早く行こう!!」

友達にぐいぐい腕を引かれ、その場から遠ざかっていく。

私…霊感あったんだ…


「あー面白かった」

さっきのあの子の表情… 私、霊感あったんだ…だって!(笑)

あれ?髪飾りどっか落としたかな?

―ピンポーン―

ドアを開けると、おばあさんがにたぁりと笑って、立っていた。

『落トシモノダヨ?』

嗚呼、私、霊感あったんだ…
ホラー
公開:24/07/10 16:44

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