違う、そうじゃない
2
2
朝、玉子を割ったら双子だった。
占いコーナーで一位だった。
部活で描いた絵が、コンクールで金賞を取った。
商店街の福引で、欲しかったゲーム機が当たった。
「凄いね!今日一日超ラッキーじゃん!!」
友人が私の肩を叩く。
「明日になったら死んでたりして…」
不吉でもないことを言わないで欲しい。
でも、実際死んでいるかもしれない。
そう言うと「じゃあ明日モーニングコールしてあげる!」と友人は笑った。
私は上手く笑えなかった。
「うわぁぁぁぁぁぁ爆死したぁぁぁぁぁぁ!!!!推しだったのに!推しのピックアップだったのに!!!」
無惨なリザルト画面を前に、私は崩れ落ちる。ああなんで、今日に限って、運を無駄遣いしてしまったのか。
翌日、死んだような声を聞いた友人は何かを察したらしく、昼休みにジュースを奢ってくれた。
占いコーナーで一位だった。
部活で描いた絵が、コンクールで金賞を取った。
商店街の福引で、欲しかったゲーム機が当たった。
「凄いね!今日一日超ラッキーじゃん!!」
友人が私の肩を叩く。
「明日になったら死んでたりして…」
不吉でもないことを言わないで欲しい。
でも、実際死んでいるかもしれない。
そう言うと「じゃあ明日モーニングコールしてあげる!」と友人は笑った。
私は上手く笑えなかった。
「うわぁぁぁぁぁぁ爆死したぁぁぁぁぁぁ!!!!推しだったのに!推しのピックアップだったのに!!!」
無惨なリザルト画面を前に、私は崩れ落ちる。ああなんで、今日に限って、運を無駄遣いしてしまったのか。
翌日、死んだような声を聞いた友人は何かを察したらしく、昼休みにジュースを奢ってくれた。
その他
公開:24/07/05 18:25
ログインするとコメントを投稿できます