甘い体験
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「とても甘そうだったんです。だから舐めたんです。でも、実際には、とっても苦かったんです。そうしたらスッと消えちゃったんです。」
「舐めたんですか?」
「ええ」
「幽霊を?」
「とても甘そうだったんで。」
「私、幽霊を舐めたって話、初めて聞きましたよ。」
「えっ?そうです?舐めません?」
「普通、舐めませんよ。幽霊ですよ。」
「だって。とっても甘そうだったんです!!」
「あの。その、甘そうだったっていうのが、よくわからないですよ。どういう状態だったんです?」
「え~っと。コンデンスミルクが、かかっていまして」
「コンデンスミルク?」
「ええ、コンデンスミルク。」
「かかってた?幽霊に。」
「ええ、イチゴの幽霊に。」
「ちょっと待って。イチゴの幽霊?」
「巨大なイチゴの幽霊です。でコンデンスミルク。でも、苦かったんです。不思議じゃありません?」
「不思議ってより全然意味がわかりません!!」
「舐めたんですか?」
「ええ」
「幽霊を?」
「とても甘そうだったんで。」
「私、幽霊を舐めたって話、初めて聞きましたよ。」
「えっ?そうです?舐めません?」
「普通、舐めませんよ。幽霊ですよ。」
「だって。とっても甘そうだったんです!!」
「あの。その、甘そうだったっていうのが、よくわからないですよ。どういう状態だったんです?」
「え~っと。コンデンスミルクが、かかっていまして」
「コンデンスミルク?」
「ええ、コンデンスミルク。」
「かかってた?幽霊に。」
「ええ、イチゴの幽霊に。」
「ちょっと待って。イチゴの幽霊?」
「巨大なイチゴの幽霊です。でコンデンスミルク。でも、苦かったんです。不思議じゃありません?」
「不思議ってより全然意味がわかりません!!」
ホラー
公開:24/06/29 14:40
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時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、短いお話を書いています。コメントは励みになります。とりあえず過去作の改訂版を中心に新作も載せていきます。よろしくお願いします。
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