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生後6ヶ月の娘の夜泣きが始まり私は寝不足が続いている。
仕方なく、おんぶ紐で娘を背負い外に出た。
暫く歩いても娘は相変わらず泣いている。
疲れたので公園に行き、ベンチに座った。
すると、どこからか波の音が聞こえてきた。
ザザーン…ザザーン…と寄せては返すさざ波の音。
辺りを見回すと目の前にある砂場から聞こえるようだ。私は、さざ波の音で気持ち良く眠ってしまった。
「こんな所で寝ていたら風邪を引きますよ」と声を掛けられて目が覚める。
いつの間にか隣に見知らぬお婆さんが座っていた。
「海砂で作った砂場だから波の音がするんです。小さな貝殻も砂の中に有りますよ。」
「そうなんですか、波の音を聞いていたら眠ってしまいました」
「波の音で赤ちゃんもグッスリ眠っていますよ」と言うとお婆さんは、ゆっくりと立ち上がった。そして砂場へと歩き出し砂場の中に入ると、みるみる大きな海亀になり砂の中に消えていった。
仕方なく、おんぶ紐で娘を背負い外に出た。
暫く歩いても娘は相変わらず泣いている。
疲れたので公園に行き、ベンチに座った。
すると、どこからか波の音が聞こえてきた。
ザザーン…ザザーン…と寄せては返すさざ波の音。
辺りを見回すと目の前にある砂場から聞こえるようだ。私は、さざ波の音で気持ち良く眠ってしまった。
「こんな所で寝ていたら風邪を引きますよ」と声を掛けられて目が覚める。
いつの間にか隣に見知らぬお婆さんが座っていた。
「海砂で作った砂場だから波の音がするんです。小さな貝殻も砂の中に有りますよ。」
「そうなんですか、波の音を聞いていたら眠ってしまいました」
「波の音で赤ちゃんもグッスリ眠っていますよ」と言うとお婆さんは、ゆっくりと立ち上がった。そして砂場へと歩き出し砂場の中に入ると、みるみる大きな海亀になり砂の中に消えていった。
ファンタジー
公開:24/06/15 00:03
更新:24/08/27 12:01
更新:24/08/27 12:01
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