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また新しい電線が通学路の空に増えた。
最初は気のせいだと思った。しかし、白や青、ピンク…と、彩り豊かな電線が現れ始めてからは周りの友達も騒ぎ出し確信へと変わった。
理由が知りたくなり、私は学校から家へ一度帰ると再び通学路へ戻ってみた。電線が増える理由を誰も知らないとすれば、誰も見ていない時に増えているのだろう。私は近くの電柱の陰に隠れてじっと待つことにした。
数時間後。何も変化は起こらず、そろそろ帰ろうか…と思っていると、頭上から声が降ってきた。
「ここからここが俺の陣地〜♪」
「なによ!それなら…ここからここは私の陣地なんだから!」
声の主は二本の電柱で、すっかり暗くなった空へ各々がチョコレート色の電線とミントグリーンの電線を引いていた。そうか、電柱が好きな色の電線で空の陣取りをしていたのか!
蜘蛛の巣みたいに夜空を交差する電線の間には、主の如く一番星がどっしりと輝いていた。
最初は気のせいだと思った。しかし、白や青、ピンク…と、彩り豊かな電線が現れ始めてからは周りの友達も騒ぎ出し確信へと変わった。
理由が知りたくなり、私は学校から家へ一度帰ると再び通学路へ戻ってみた。電線が増える理由を誰も知らないとすれば、誰も見ていない時に増えているのだろう。私は近くの電柱の陰に隠れてじっと待つことにした。
数時間後。何も変化は起こらず、そろそろ帰ろうか…と思っていると、頭上から声が降ってきた。
「ここからここが俺の陣地〜♪」
「なによ!それなら…ここからここは私の陣地なんだから!」
声の主は二本の電柱で、すっかり暗くなった空へ各々がチョコレート色の電線とミントグリーンの電線を引いていた。そうか、電柱が好きな色の電線で空の陣取りをしていたのか!
蜘蛛の巣みたいに夜空を交差する電線の間には、主の如く一番星がどっしりと輝いていた。
ミステリー・推理
公開:24/06/10 20:31
更新:24/06/23 17:04
更新:24/06/23 17:04
…ミステリー?
一応全ジャンル達成だ!
ここからここまで俺の陣地〜
みたいなのあったよね(笑
読んでくれてありがとう!
寒い季節になったから、気が向いた時にふらりと立ち寄ってゆるーく投稿しています。
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