4
4
「暗い顔~。ちゃんとお手入れしてる~?」
招き猫のような顔でクラスメイトの三毛さんが話しかけてきた。
最近私はついてない。一人になればため息ばかり、眠る前とか涙が出てくる。そりゃあ、暗い顔もしているだろうさ。心の中でぶつぶつと呟く。
「ねぇ、学校終わったら家に遊びに行っていい~?」
あまり話したこともないのに…マイペースな子だな。でも気分転換になるかも?と三毛さんと遊ぶ約束をした。
「お邪魔しま~す♪洗面所はどこ~?」
三毛さんは家に来るなり、私を洗面所へ促した。マイペース過ぎる…。そして、洗面所へ着くと鞄の中から小判型の石鹸を取り出した。
「これはねぇ、洗願石鹸!こうやって、お願いする時みたいに両手で石鹸を泡立ててから顔を洗うと沢山福がやってくるよ~」
三毛さんを真似て洗願する。水で洗い流してから鏡に映った私の顔は心なしか明るくなっていて、隣の三毛さんには猫耳が生えていた。
招き猫のような顔でクラスメイトの三毛さんが話しかけてきた。
最近私はついてない。一人になればため息ばかり、眠る前とか涙が出てくる。そりゃあ、暗い顔もしているだろうさ。心の中でぶつぶつと呟く。
「ねぇ、学校終わったら家に遊びに行っていい~?」
あまり話したこともないのに…マイペースな子だな。でも気分転換になるかも?と三毛さんと遊ぶ約束をした。
「お邪魔しま~す♪洗面所はどこ~?」
三毛さんは家に来るなり、私を洗面所へ促した。マイペース過ぎる…。そして、洗面所へ着くと鞄の中から小判型の石鹸を取り出した。
「これはねぇ、洗願石鹸!こうやって、お願いする時みたいに両手で石鹸を泡立ててから顔を洗うと沢山福がやってくるよ~」
三毛さんを真似て洗願する。水で洗い流してから鏡に映った私の顔は心なしか明るくなっていて、隣の三毛さんには猫耳が生えていた。
ファンタジー
公開:24/05/17 20:00
欲しい
読んでくれてありがとう!
寒い季節になったから、気が向いた時にふらりと立ち寄ってゆるーく投稿しています。
ログインするとコメントを投稿できます