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旅好きな星が一つ、仲間の間を縫うように夜空を横断していますと、人間の少女の声が聞こえてきました。
「皆に見せたい、皆に見せたい、皆に見せたい。」
私に向かって同じ言葉を3回繰り返すという事は、きっと願い事だろう。星は少女の元へと降りていきました。
「そのお願い、叶えてあげたいけれど…君は何を皆に見せたいの?」
少女は瞳を輝かせて答えました。
「あなたを!私、いつもこの丘から空を眺めているの。青空にまっすぐ伸びる飛行機雲、夕空を並んで飛んでいく渡り鳥。でも、今まで流れ星って見たことがなかった。初めて見た!白い光の糸で夜空に刺繍しているみたいで、とても綺麗だった!こんなに素敵なあなたを、私だけじゃなくて皆にも見て欲しいの!」
星には、少女の願いがどんな星よりも眩しく輝いているように思いました。
翌日、世界各地の夜空には多くの星が降り注いだとの事です。
「皆に見せたい、皆に見せたい、皆に見せたい。」
私に向かって同じ言葉を3回繰り返すという事は、きっと願い事だろう。星は少女の元へと降りていきました。
「そのお願い、叶えてあげたいけれど…君は何を皆に見せたいの?」
少女は瞳を輝かせて答えました。
「あなたを!私、いつもこの丘から空を眺めているの。青空にまっすぐ伸びる飛行機雲、夕空を並んで飛んでいく渡り鳥。でも、今まで流れ星って見たことがなかった。初めて見た!白い光の糸で夜空に刺繍しているみたいで、とても綺麗だった!こんなに素敵なあなたを、私だけじゃなくて皆にも見て欲しいの!」
星には、少女の願いがどんな星よりも眩しく輝いているように思いました。
翌日、世界各地の夜空には多くの星が降り注いだとの事です。
ファンタジー
公開:23/10/16 22:43
更新:23/10/16 22:58
更新:23/10/16 22:58
おすそわけ
読んでくれてありがとう!
寒い季節になったから、気が向いた時にふらりと立ち寄ってゆるーく投稿しています。
少し早いですが、よいお年を!
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