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今日も行きつけの場所にいく。大通りから小道に入って地下の部屋に入ると一つだけ鏡が置いてある。
自尊心の鏡だ。
鏡に自分を映すと、そこには歪んだ自分が立っている。歪んだ自分を見て最初は嫌悪感があったが、段々と魅入られて不思議な万能感を味わえるようになった。
この姿を誰かに見せたいと思い、一度部屋を出て街を歩くことにした。すると、旧友と出会ったので、鏡を見て欲しいと伝えたら来てくれることになった。
部屋に戻り、旧友の前で自分を映して男は語った。
「この鏡、特別な自分を映してくれるんだ!何だか魅入られないかい?」
旧友は訝しげな顔をしながら、しばらく見つめて言った。
「うーん、よく分からないな。変に歪んでるだけじゃない?」
「そんなことないよ!君は分かってないな!ここからでてけよ!」
旧友は不機嫌になりながら部屋から出ていった。男は旧友のことなど忘れて、自尊心の鏡に映る自分を見続けた。
自尊心の鏡だ。
鏡に自分を映すと、そこには歪んだ自分が立っている。歪んだ自分を見て最初は嫌悪感があったが、段々と魅入られて不思議な万能感を味わえるようになった。
この姿を誰かに見せたいと思い、一度部屋を出て街を歩くことにした。すると、旧友と出会ったので、鏡を見て欲しいと伝えたら来てくれることになった。
部屋に戻り、旧友の前で自分を映して男は語った。
「この鏡、特別な自分を映してくれるんだ!何だか魅入られないかい?」
旧友は訝しげな顔をしながら、しばらく見つめて言った。
「うーん、よく分からないな。変に歪んでるだけじゃない?」
「そんなことないよ!君は分かってないな!ここからでてけよ!」
旧友は不機嫌になりながら部屋から出ていった。男は旧友のことなど忘れて、自尊心の鏡に映る自分を見続けた。
ファンタジー
公開:23/10/14 11:24
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