下井のばあい(2/4)
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玄関を開けると、良いにおいが流れ込んできた。
今日は揚げ物?声をかけると、てんぷらだと帰ってきた。
「やったー。今日食べたかった」
手を洗い、自室で着替える。リビングに入ると、食事の用意はほとんど終わっているようだ。
「おいしそう」
思わず声が出る。
「でっしょ。揚げたてだよ」
彼女の宮崎は笑いながら、「前みたいにたくさん食べられないから、せめて揚げたてをおいしく食べよう」と言った。
天ぷらを味わい、下井が買ってきたデザートを並べる。
小さなカッププリンだ。味が濃いのでひとつで満足できると、今は二人のお気に入りなのである。
「最近、下腹の肉が取れなくて」
「わかる。やっぱり運動しないとダメかな」
デザート食べてる場合じゃないよねと笑いあう。
「散歩がいいんじゃない。タダだし」と下井がなんとなく言ったせいで、
「これから食後は散歩しよう!」
と宮崎が張り切りだした。
今日は揚げ物?声をかけると、てんぷらだと帰ってきた。
「やったー。今日食べたかった」
手を洗い、自室で着替える。リビングに入ると、食事の用意はほとんど終わっているようだ。
「おいしそう」
思わず声が出る。
「でっしょ。揚げたてだよ」
彼女の宮崎は笑いながら、「前みたいにたくさん食べられないから、せめて揚げたてをおいしく食べよう」と言った。
天ぷらを味わい、下井が買ってきたデザートを並べる。
小さなカッププリンだ。味が濃いのでひとつで満足できると、今は二人のお気に入りなのである。
「最近、下腹の肉が取れなくて」
「わかる。やっぱり運動しないとダメかな」
デザート食べてる場合じゃないよねと笑いあう。
「散歩がいいんじゃない。タダだし」と下井がなんとなく言ったせいで、
「これから食後は散歩しよう!」
と宮崎が張り切りだした。
その他
公開:23/10/08 14:39
オリジナル
オリジナル短編を書いています。
同名で、ほかのサイトにも投稿しています。
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