尾崎のばあい(2/3)
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尾崎は久松に挨拶をしてから、軽く引継ぎをする。といっても、煩雑なことはない。
消え入りそうな声で返事をした久松を残して、バックヤードへ入った。
更衣室からは笑い声が響いていた。尾崎がドアを開けると、おつかれと声をかけてくれたのは誰なのかわからないが、尾崎も返事をする。
これから買い物に行くという柴田は、いつも持っているエコバックを見せてきた。レジで働いているので、お得商品の情報をしっかりキャッチしている。誘われるが「私はいいかな」と断ると、オッケーとあっさりしたものだ。
この職場に来てわかったのは、自分の意見をもっていないと付き合いがうまくいかないということだ。他人に合わせていた尾崎に柴田は
「あわせるもの大切だけど、ちゃんと意見言わないと今後誘いづらいわよ」
といったのだ。
消え入りそうな声で返事をした久松を残して、バックヤードへ入った。
更衣室からは笑い声が響いていた。尾崎がドアを開けると、おつかれと声をかけてくれたのは誰なのかわからないが、尾崎も返事をする。
これから買い物に行くという柴田は、いつも持っているエコバックを見せてきた。レジで働いているので、お得商品の情報をしっかりキャッチしている。誘われるが「私はいいかな」と断ると、オッケーとあっさりしたものだ。
この職場に来てわかったのは、自分の意見をもっていないと付き合いがうまくいかないということだ。他人に合わせていた尾崎に柴田は
「あわせるもの大切だけど、ちゃんと意見言わないと今後誘いづらいわよ」
といったのだ。
その他
公開:23/10/03 21:46
オリジナル短編を書いています。
同名で、ほかのサイトにも投稿しています。
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