スーパーのバイト(4/4)
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冷凍庫の中で数度呼吸をするだけで、体の中が冷えていくのがわかる。手早く荷物を台車に乗せて冷凍庫から出て、台車を押す。
古い台車は、自然と右側に向かっていってしまうので、少し力を加減しながらまっすぐになるように押していく。
バックヤードの暗い廊下を大きな音を立てて台車を押していくと、夜の時間帯のバイトたちがぞろぞろとタイムカードの前に列を作っていた。
小さな声であいさつをすると、小さな声であいさつがかえってくる。気の強そうで自分とは縁の遠そうな男子大学生の前を横切るとき、少し息を止めて小走りで駆け抜ける。
後ろで笑い声が聞こえてきて、胸のあたりがざわざわとした。
古い台車は、自然と右側に向かっていってしまうので、少し力を加減しながらまっすぐになるように押していく。
バックヤードの暗い廊下を大きな音を立てて台車を押していくと、夜の時間帯のバイトたちがぞろぞろとタイムカードの前に列を作っていた。
小さな声であいさつをすると、小さな声であいさつがかえってくる。気の強そうで自分とは縁の遠そうな男子大学生の前を横切るとき、少し息を止めて小走りで駆け抜ける。
後ろで笑い声が聞こえてきて、胸のあたりがざわざわとした。
その他
公開:23/10/02 21:27
オリジナル短編を書いています。
同名で、ほかのサイトにも投稿しています。
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