吉岡のはなし(1/3)
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あ、柴田さんだ!
柴田と目が合うと手を振って、吉岡のレジに並んでくれた。
吉岡は、柴田を話すのが好きだ。バイトには夜しか入れないので、昼間のパートに出ている柴田を出会えるのはそう多くはないので、会えると運が良いと心がはずむ。
丁寧な手つきで商品をひとつずつレジに通し客に向かって頭をさげる。
「おつかれさまです」
話したいことはたくさんあるのに、何を話していいのかわからないほど心が焦ってしまう。
「げんき?」
吉岡が柴田を好む理由は、なにより話しやすさがある。いつも笑っているし、何か話したら説教ではなく励ましてくれるのだ。実家の両親に似たような感じがするので緊張しないことも大きい。
「はい。最近、寒くなりましたね」
「一気に朝晩寒くなったよね」
「体調には気を付けてくださいよ」
「本当よね。吉岡さんも若いから大丈夫かもしれないけど、無理しないでね」
柴田と目が合うと手を振って、吉岡のレジに並んでくれた。
吉岡は、柴田を話すのが好きだ。バイトには夜しか入れないので、昼間のパートに出ている柴田を出会えるのはそう多くはないので、会えると運が良いと心がはずむ。
丁寧な手つきで商品をひとつずつレジに通し客に向かって頭をさげる。
「おつかれさまです」
話したいことはたくさんあるのに、何を話していいのかわからないほど心が焦ってしまう。
「げんき?」
吉岡が柴田を好む理由は、なにより話しやすさがある。いつも笑っているし、何か話したら説教ではなく励ましてくれるのだ。実家の両親に似たような感じがするので緊張しないことも大きい。
「はい。最近、寒くなりましたね」
「一気に朝晩寒くなったよね」
「体調には気を付けてくださいよ」
「本当よね。吉岡さんも若いから大丈夫かもしれないけど、無理しないでね」
その他
公開:23/10/06 09:36
更新:23/10/06 09:42
更新:23/10/06 09:42
日常
オリジナル
オリジナル短編を書いています。
同名で、ほかのサイトにも投稿しています。
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