特別食堂

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僕にはいきつけの食堂がある。
気さくな店主。優しい女将さん。二人の娘であり僕の彼女の美幸。そんな三人が働く温かい食堂だ。
店主の料理が食べたくて、彼女にも会いたくて、僕は毎日食堂に通う。

ある日の晩、店の看板を店主が思いつめた表情で見上げていた。
もしかして店を畳むつもりなのか?焦る僕を睨みつける店主。
「ウチの店の名前はな、代々看板娘の名前からとっているんだ。誰のものにもならないよう、手の届かない所に掲げていたんだけどなぁ…」
ため息をつく店主。彼女が僕との子どもを身ごもった話は聞いているようだ。
「オメェ、責任取って結婚しろよ。俺の店継いで、店に娘の名前を付けて、それから…幸せに…なれよ…」
涙ぐむ店主に涙で応える。
食堂の名前に込められた特別な意味を知った僕。僕はすぐに美幸の左手薬指に特別な証を刻んだ。
公開:23/10/02 20:57

幸運な野良猫

yahoo!サーバーに問題が発生したらしく2022年9月1日より2週間入れなかったので新規にアカウント取得。
半年以上毎日Yahoo!IDでログインを試みるも、現在進行形でログインできない状態です。#EY003って何だ?
運営に報告するも、ずっと無視されております。自動応答メールだけが返ってくる…1年経過で、もう諦めた…

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