若い二人
2
1
「月が綺麗。」彼女は目を閉じて言った。僕は「ホントだ。頭が割れそうだよ。」と返した。すると彼女が少し困ったような顔をした。しばしの沈黙。耐えきれなくなった僕は「ワハハハッ!!」と笑う。すると彼女がそっとメモを手渡してくれる。「アイシテル」の5文字。僕は「珈琲を淹れるよ。」と大きな声でハッキリと言う。彼女は何も言わない。こういうのを世間はハッピーって言うんだろう。
恋愛
公開:23/09/24 00:10
ログインできなくなったので新たなアカウントで再始動。
時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、短いお話を書いています。コメントは励みになります。とりあえず過去作の改訂版を中心に新作も載せていきます。よろしくお願いします。
ログインするとコメントを投稿できます