覚醒天使エンジェル;type tapir
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最近、この学校では人が相次いで消える。そんな奇怪な事件が起きていた。
謎の失踪事件、しかし僕だけが、その原因を知っていた。
黒い靄、それが失踪の原因だ。
初めて人が消えたその日の夜に、天使に貰った僕の能力。
突然見えるようになったその靄は、失踪する人間たちに、例外無く憑いていた。
僕はその靄を見つけると、放課後、人知れずそれと戦った。
靄と戦いそして食う。それが日常になったある日、クラスに転校生が現れた。
長い黒髪、妖艶な雰囲気の彼女に、僕は心を奪われた。
隣に座った彼女は僕に向かって微笑むと
「ちょっと後で、いいかしら」
そう言って僕の袖をぎゅっと掴んだ。
まさか、彼女から声を掛けてくるなんて。
僕は少し驚きつつも、しかし、これで手間が省けたと
「……いいよ、じゃあ、放課後に」
そう彼女に返事を返した。
放課後、一人の生徒が消えるのを最後に失踪はぴたりとなくなった。
謎の失踪事件、しかし僕だけが、その原因を知っていた。
黒い靄、それが失踪の原因だ。
初めて人が消えたその日の夜に、天使に貰った僕の能力。
突然見えるようになったその靄は、失踪する人間たちに、例外無く憑いていた。
僕はその靄を見つけると、放課後、人知れずそれと戦った。
靄と戦いそして食う。それが日常になったある日、クラスに転校生が現れた。
長い黒髪、妖艶な雰囲気の彼女に、僕は心を奪われた。
隣に座った彼女は僕に向かって微笑むと
「ちょっと後で、いいかしら」
そう言って僕の袖をぎゅっと掴んだ。
まさか、彼女から声を掛けてくるなんて。
僕は少し驚きつつも、しかし、これで手間が省けたと
「……いいよ、じゃあ、放課後に」
そう彼女に返事を返した。
放課後、一人の生徒が消えるのを最後に失踪はぴたりとなくなった。
SF
公開:23/09/16 21:04
更新:23/09/17 12:30
更新:23/09/17 12:30
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