湖畔の熱血教師その3

0
1

熱血教師は湖畔にご飯を並べてみた。
「コハンにご飯」
ダジャレにしても、さえない。次に乾パンも置いてみる。
「コハンにご飯と乾パン」
 余計に状況は悪化した。やはりダメらしい。熱血教師はため息をついた。脳が腐り始めているからだろうか。やはり人間がいろいろ考えられるのは生きているからで、死んだらどんどん頭が悪くなるらしい。
 やはり死んだらダメなら。教師は両足をそろえて、両手を伸ばして、ぴょんと飛んだ。
 教師のキョンシーは、今日もダジャレを考え続けている。
SF
公開:23/09/06 19:00

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容