ぬぎぐるみ

人が入れそうなくらい大きなぬいぐるみを見ると気を付けたほうがいい。それはぬぎぐるみの可能性がある。
ぬぎぐるみとはきぐるみの逆で、人間の皮を被って生きるぬいぐるみである。
ぬぎぐるみの生き方は決して楽なものではない。
人から愛され・可愛がられるか、人から苛められ・サンドバッグになるかの両極端。
中身がぬいぐるみだからか仕事はできないし、動きも遅い。
頭の中に詰まってるのは綿だから、文字通りの”むのう”。頭がいいとは言えない。
バカな子ほど可愛いか、バカな奴に苛立つかは人による。
そんなぬぎぐるみの何に気をつけるかって、そのぬぎぐるみが本当にぬぎぐるみかどうかである。
そのぬぎぐるみが万が一、きぐるみだった場合は要注意。
きぐるみがぬぎぐるみに擬態し、人の皮まで被っているんだ。
中の人はよほど人前に出たくないのか、よほど人前に出せないものか…もしくは人の皮を剥がそうと企んでいるかだからね。