続・4時44分44秒、四丁目の怪

『アソボウヨ』

きた！！

友だちから聞いた攻略法を試してみたくなって、その時間、その場所にいた。そして、

「うるさいなぁ！怖いから逃げるに決まってるでしょーがっ！！」

思わず振り返る。瞬間、

「あ、」

しまった、と思った時にはもう遅かった。
何かがニタリと笑い、私の意識は何処かへ飛んだ。

「それで、どうなったの？」

あれから数週間。表面上は寝込んだだけで、私は普通に学校生活を送っている。そして友だちの問いに対して、

「めちゃめちゃ知ってる田舎に連れてかれた。」
「へっ？」
「亡くなったじーちゃんの家で亡くなったじーちゃんが居て、」

『宿題は終わったのか？』

「鬼のような形相だったけど、少しも怖くなかった」
「そ、そうなんだ…」
「人間なめてんじゃないっての！」
「ま、まぁ、戻って来れて良かったじゃん…って、泣くんかぃっ！」

友だちが慌ててハンカチを取り出した。