椅子の音。心の音。
0
3
席替え。ひとりは普通に席に座り。その前方の席のひとりは椅子にまたがり後方の席を向いている。そして、もうひとりは黒板に対して右を向いて座ってる。
男子たちが前後左右の席に座り顔をあわせて、くっだらない話をしてもりあがってるわけなのだが。
「うーん。ここ、あたしの席なんだけどなあー」
あたしは右を向いてる男子に申し訳なさそうに声をかける。
って。なぜにあたしのほうが申し訳なさそうに声をかけねばならんのかー!
「ああ。わりい。いいよ座って。ここ。おまえの席だもんな」
って。座ったままなんかーい!なんだなんだーその満面の笑みはー!そして、おのれの膝をぽんぽんすんなー!
このセクハラ野郎がー!
「うん。いっしょに座ろー」
って。なにしてんだあたしー!
赤面するふたり。
「ひゅーひゅー!」
授業の始まりを告げるチャイムが鳴った。
あたしたちは立ち上がり、椅子が床をひきずる音が教室
に響いた。
男子たちが前後左右の席に座り顔をあわせて、くっだらない話をしてもりあがってるわけなのだが。
「うーん。ここ、あたしの席なんだけどなあー」
あたしは右を向いてる男子に申し訳なさそうに声をかける。
って。なぜにあたしのほうが申し訳なさそうに声をかけねばならんのかー!
「ああ。わりい。いいよ座って。ここ。おまえの席だもんな」
って。座ったままなんかーい!なんだなんだーその満面の笑みはー!そして、おのれの膝をぽんぽんすんなー!
このセクハラ野郎がー!
「うん。いっしょに座ろー」
って。なにしてんだあたしー!
赤面するふたり。
「ひゅーひゅー!」
授業の始まりを告げるチャイムが鳴った。
あたしたちは立ち上がり、椅子が床をひきずる音が教室
に響いた。
青春
公開:23/07/25 19:01
教室
席
席替え
チャイム
恋愛
日常
青春
椅子
はじめまして。
「まえとら」と申します!作品を読んでいただけたら嬉しいです!
※以前の作品に関しましては、「前虎」ページにて184作品をご覧いただけます。
(そちらのページは2023年4月23日からログインできない状態でしたが復旧したようです。)
今後の投稿作品は、こちらの「まえとら」のページに投稿いたします!
■小説投稿サイト「小説家になろう」さんでの「まえとら」ページでも全作品ご覧いただけます。
よろしくお願いいたします。
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます