夏の宝石
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梅雨が明けて、世間は夏一色だ。
コンビニやスーパーにはアイスの種類が増え、テレビでは今年のトレンドの水着の特集をしている。
「うーん、素直に車で来れば良かった…」
高騰しているガソリン代節約の為歩いて買い物に出ていた帰り道、重い荷物を両手に、私は軽く後悔していた。
このままじゃ熱中症になってしまう。
汗をかきながらふと視線を横にずらすと、私の目に飛び込んで来た文字。私は直ぐに店に飛び込んだ。
「あら、久しぶり。今日は一人?」
「はい、買い物帰りで…いつものください」
「はいはい」
気のいいおばあちゃんが奥に引っ込んで、すぐに出てきた。
キラキラ、ひんやり、ピンクの宝石を持って来た。
「ゆっくり食べな。また頭痛くなるよ」
「はーい」
スプーンで掬って口に入れれば、身体が芯から冷えていく。
「あー…夏の味だァ…」
夏にだけやって来る冷たい宝石。
今度は子供も連れてこよう。
コンビニやスーパーにはアイスの種類が増え、テレビでは今年のトレンドの水着の特集をしている。
「うーん、素直に車で来れば良かった…」
高騰しているガソリン代節約の為歩いて買い物に出ていた帰り道、重い荷物を両手に、私は軽く後悔していた。
このままじゃ熱中症になってしまう。
汗をかきながらふと視線を横にずらすと、私の目に飛び込んで来た文字。私は直ぐに店に飛び込んだ。
「あら、久しぶり。今日は一人?」
「はい、買い物帰りで…いつものください」
「はいはい」
気のいいおばあちゃんが奥に引っ込んで、すぐに出てきた。
キラキラ、ひんやり、ピンクの宝石を持って来た。
「ゆっくり食べな。また頭痛くなるよ」
「はーい」
スプーンで掬って口に入れれば、身体が芯から冷えていく。
「あー…夏の味だァ…」
夏にだけやって来る冷たい宝石。
今度は子供も連れてこよう。
その他
公開:23/07/17 07:50
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