私の世界
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この狭い空間の中で、私は私の世界に耽る。
やらなきゃいけないこととか残ってる宿題とか、そんなの全部水に流して、私は空想の扉を開けた。
目を閉じるとそこは個室の中ではなく広い花畑。
風が吹き、花が咲き、蝶が舞う。
何処からともなく聞こえるメロディは、最近私がハマってるアニメの歌。ふんふん…と小さく鼻歌を歌う。
まるで羽根が生えたかのように身体は軽くて、このまま何処までも飛んで行けそうな……
ドンドンドン
それは、楽しい時間の終わりの合図。
「姉ちゃーん、トイレまだー?」
「出る出る!もう出るよ!」
ジャァァ、と水を流して外に出ると、弟がいた。
「もう!姉ちゃん遅すぎ!」
「ごめんごめん」
空想に耽るのき適したこの場所に一つ難があるとすると、一人で好きなだけ占領できないことである。
やらなきゃいけないこととか残ってる宿題とか、そんなの全部水に流して、私は空想の扉を開けた。
目を閉じるとそこは個室の中ではなく広い花畑。
風が吹き、花が咲き、蝶が舞う。
何処からともなく聞こえるメロディは、最近私がハマってるアニメの歌。ふんふん…と小さく鼻歌を歌う。
まるで羽根が生えたかのように身体は軽くて、このまま何処までも飛んで行けそうな……
ドンドンドン
それは、楽しい時間の終わりの合図。
「姉ちゃーん、トイレまだー?」
「出る出る!もう出るよ!」
ジャァァ、と水を流して外に出ると、弟がいた。
「もう!姉ちゃん遅すぎ!」
「ごめんごめん」
空想に耽るのき適したこの場所に一つ難があるとすると、一人で好きなだけ占領できないことである。
その他
公開:24/02/24 08:25
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