佐々木さんちのミーコ

ミーコは、ねこ。佐々木さんという女の人のいえにすんでいて、まいにちをのんびり、のーんのんとすごしています。

ミーコは、ごはんより、ねこじゃらしより、佐々木さんのことがすきで、佐々木さんがおしごとからかえってくると、とんでいって、こえをかけるのです。このように……

「ミャー」(さみしかったよー)
「ごめんね、おなかすいた？」
「フミャー」(ねえ、あそんで、あそびたいよー)
「まっててねー。いま、ごはんあげるからね」

ミャアミャアおはなしするミーコ。ごはんをニコニコよういする佐々木さん。ミーコのいいたいことは、いつもあまりつたわっていないのですが、おいしいごはんをもらって、佐々木さんにあまえて、そうするといいたかったことも、なんだかスルスルどこかにいってしまうのでした。

「フニャーン」(だっこー)
「なーに？　あまえんぼうだねー、ミーコは 」

ミーコは明日も、へいわにすごすのでした。