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「犯人は貴方です」
探偵は私に指を突き付けた。
否定しようにも暴かれるトリックにぐうの音も出ない。これはもう、認めざるを得ない…
逃げ出そうにも私の退路を塞ぐように探偵の助手が扉の前に立ち塞がる。二対一では勝てる気がしない。
観念した私は罪を認め、犯行に至った動機を語った。
「ふむ…殺されたAさんですが、相当に恨みを買っている事は知っていました。ただ、ここまで深い恨みがあったというのは驚きでしたね…ありがとうございます。もう、お部屋に戻って頂いて結構ですよ」
助手が扉を開け、退出を促す。
『…見逃してくれるんですか?私を捕まえなくていいんですか?』
「捕まえる?御冗談を。それは探偵の仕事ですよ。私は深偵。犯人から犯行に至った深い理由を聞き出したかっただけです。ああ、お礼に貴方の犯行を闇に葬って差し上げましょう。貴方が容疑者として浮上しないよう、今回の事件は深く海の底にでも沈めておきますね」
公開:24/02/25 21:13

幸運な野良猫

yahoo!サーバーに問題が発生したらしく2022年9月1日より2週間入れなかったので新規にアカウント取得。
半年以上毎日Yahoo!IDでログインを試みるも、現在進行形でログインできない状態です。#EY003って何だ?
運営に報告するも、ずっと無視されております。自動応答メールだけが返ってくる…1年経過で、もう諦めた…

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